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ガイドライン2010対応コース開始〜本当に必要なのか?
  ガイドライン2010に対応したBLSコースを開催するにあたっては、2005の教材に加えて補足用の動画、移行期間用のスキルチェックシート、移行期間用の筆記試験が必要です。そしてついに、筆記試験がリリース!クリスマス休暇前で間に合わないんぢゃないかと思っていましたが、予想外の展開でした。
 
 さっそく昨日は、とあるITCで2010対応コースを開催されたようです。補足用の動画は日本語字幕付き。すごいですね。
 
 話は飛びますが、パソコンのCPUを交換しました。先日、メモリーを3倍に増設したという記事を記載しましたが、それでも不十分だったのでCPU交換に至りました。パソコンは8年前に作ったSocket478。Penの2.0GHzを乗せていたのですが、今回はマザーボード対応のぎりぎり3.2GHzにしました。1.5倍!
 感想は、「はやっ!」。Mixiのアクアリアムでは魚が飛ぶような速さで動き、字幕作業のレンダリングは、あっという間に完了します。新しいパソコンを買わなくても、これで十分かな。コスト的にはメモリーとCPU(ヤフオクの中古)合わせて1万5千円程度。新品のパソコン導入コストの1/10以下でおさまりました。自作で新調すると、コストがかさむんですよね。
 
 そこで調子に乗って問題発言を展開。
・ガイドライン2010に、慌ててあわせるひつようがあるの?
・補足教材を使ってまで、する必要があるの?正式な教材がでるまで
 2005のままでもいいんぢゃない?
・2005の教材を使えるのが来年の3月までって、おかしいんぢゃない?
 
 こんな事を言っても良いのか?って感じですが、まぁ独り言ですから。
 
 新しいガイドラインのハイライトがリリースされて、ずっと分からない事がありました。それは、「蘇生のABCが、CAB(キャブと発音します)に変更!」というキャッチです。
 
 その流れ、いわゆるアルゴリズム表をイメージできずに、ずっと悩んでいました。ハイライトを読み込んでも理解できず、ガイドラインをダウンロードして、本を個人輸入してアルゴリズム表を見てからも、もやもやが晴れませんでした。ABCがCABに変更になったというより、

今までの流れで、最初のステップが省略されただけ

ぢゃん?って思っていました。先日、とあるITCのドンと話をする機会があり、「意味わかんねぇよ」って疑問をぶつけてみました。返ってきた答えは、「そのまんまですね」
 
 僕の中のイメージでは、今までのBLSのアルゴリズム表は
ABC-CAB-CAB-CAB-...
でした。つまり、

意識の確認 意識がないので緊急通報
A気道確保して呼吸の確認
B呼吸がないので、息の吹き込みをする
C脈の確認
 
C胸骨圧迫
A気道確保して
B息の吹き込み
 
以下繰り返し
 
 2010では、イメージ的に
意識の確認 意識がないので緊急通報
気道確保のような手技を使わずに、ざっと呼吸の確認(上記のA省略)
初動での息の吹き込みはしない(上記のB省略)
C脈の確認 これは、救助者の立場、経験により省略
 
C胸骨圧迫
A気道確保して
B息の吹き込み (AとBは、立場、状況により省略)
 
以下繰り返し
 
 確かにABCがCABに変更された訳ですが、そんな表現を使うよりも、「初動の手技を省略!」と言われた方がよっぽど理解しやすいと思います。少なくとも、僕の周囲のHCPではない方々はそうでした。CABとはなんぞやという質問が相次ぎ、ハイライトを読んでも理解できない、説明されても分からないという人が多く見受けられました。
 で、日本語化したアルゴリズム表を見せると、今までとほとんど同じででは無いのか、何処が違うのか?そんな意見が帰ってきました。
 
 もとより一般の方への講習では、初動における呼吸の確認も息の吹き込みも難しいです。フェースシールドやフェースマスクを持ち歩いている人がいるのか?という疑問があります。
 そのため、2005の段階でもボランティア講習では、ざっと呼吸の確認をして、普通じゃなければ胸骨圧迫から開始でした。息の吹き込みは、AEDと救急セットが到着した時に可能なら開始。無理なら胸骨圧迫のみで続けるというスタンスでした。
 
 つまりHCPではない方々は、事実上、今までしてきた流れがAHAの言う「新しいCABのステップ」だったんですね。だったら、慌てて2010に食いつく必要は無いのでは?
 
 2000から2005になった時は、手技に大きな違いがありました。胸骨圧迫と人工呼吸の比率が大きく変わったり、指導方法が大きく見直されたり。そのために新しい手技にこだわったりもしましたが、今回はそれほど大きな違いとは言い難いと思っています。
 
 手技的に大きな違いが無い以上、これから着目しなければいけないのは、いかに周囲の方々に早期に手助けをしてもらうかという事だと思います。
 正常な呼吸とあえぎが分からず、呼吸していると思い込んで放置。AEDがショックの適応ではないと言ったために、何もせずに放置。その状況を改善する方向に力を入れたいと感じます。
 
 所属NPOで今まで小学校中学校で講習会を行い、色々な試みをしてきました。その、今までしてきた事を考えると、慌てて2010を強調する必要は無いのではと感じました。
(あくまでも、NPOで活動してきた事、指導してきた内容をふまえて、、、です)
 
 AHAのコースとしてはどうでしょう?Family and FriendsコースやHS-CPR and AEDコースでは2010が大きな意味を持ってくるかもしれませんね。HCPではアルゴリズム表の流れを憶えてもらうのではなく、ACLSのようなチームプレイ、その他の要素が重要になってくるのかもしれませんね。
 
 長い文章になってしまいましたので、続きは後日。
author:dr-mimimi, category:AHA一般, 09:02
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